南極の領有権は誰のもの?国旗はない?【南極条約】

南極の領有権は誰のもの?国旗はない?【南極条約】

南極の領有権は誰のもの?国旗はない?【南極条約】

19世紀まで南極は厳しい気象条件から、資源も何もない不毛の地とされ、歯牙にもかけませんでした。

 

しかし20世紀になり、南極の地下には石油や天然ガスといったエネルギー資源や、銀やルビーなどの鉱物資源が豊富に眠っていることがわかります。

 

南極の資源について、詳しいことは【南極に眠る地下資源とは?】でも解説していますが、このようなことがわかり各国は南極の地下資源の有望性を認識し始めます。

 

各国が領有権を主張

1908年にイギリスが一部地域の領有権を主張したのを皮切りに、他の国も探検の成果などを根拠に領有を主張するようになりました。

 

国際法ではどこの国にも属していない土地は、最初に実効支配した国のものとされましたが、南極の厳しい気象条件では実効支配が困難で、その法理を適用するのは無理がありました。

 

根拠が曖昧なので、案の定最初に領有を主張したイギリスと、アルゼンチン・チリが領有権を主張する地域が被るとしてもめ事を起こし対立を深め始めました。

 

南極条約締結

そこで各国のもめ事から、戦争などに発展しないよう、締結されたのが南極条約です。

 

南極条約では、以下のようなことが定められています。

 

  • 南極の利用は平和利用に限る。
  • 一切の軍事利用を禁止。
  • 各国の領土権、請求権の凍結。

 

南極は誰のものでもないとし、軍事利用、例えば南極で核実験をしたり、核廃棄物を処分したりしするのを禁止しているわけですね。

 

また上記を担保する為に、監査員を設置する制度も作られました。

 

国旗はない?

南極条約により、南極大陸はどの国のものでもなくなったので、国旗などは定められていません。

 

ただし南極大陸のシンボルとして、大陸の形をそのままあしらった「南極旗」というものはあります。

 

南極の領有権は誰のもの?国旗はない?【南極条約】

南極旗

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