北極圏の先住民イヌイットの生活とは?「住める」北極の魅力

北極圏にはイヌイットと呼ばれる先住民族が暮らしています。古来よりこの極寒の地に住み、伝統的な生活態様を守り続けています。

 

北極と聞けば、ひたすら氷だけが広がった人1人いない地域というイメージがあるかもしれませんが、そこにはたくましく生きる人々がいるのです。

 

イヌイットの生活とは?

居住地域

カナダには世界のイヌイットのおよそ4分の1が暮らしています。カナダ・ヌナブト準州の大陸北岸沿いや、北極諸島には約40の集落が点在しています。

 

食の中心は主アザラシやセイウチの肉であり、それを捕えるための狩猟が生活の中心になっています。寒冷地に適応した動物は脂が多く、エネルギー消費が激しい寒冷地ではこれ以上ない貴重なタンパク源です。

 

文明

北極で狩猟中心の生活をしていると聞いて、非文明的な生活を送っていると勘違いされがちですが、昨今のイヌイットはかなり近代化・都市化が進み、車や携帯電話といった工業製品も使いますし、スーパーマーケットで普通に買い物をしたりします。

 

昔は移動といえば犬ぞりでしたが、今では普通スノーモービルや雪上車を使用します。寒冷地に住み、独特な伝統文化を持つということ以外は、一般人とそこまで大差ない生活を送っています。

 

政治参加

イヌイットが多いカナダでは1962年までイヌイットに選挙権がありませんでしたが、解禁されてからは積極的に政治参加しています。

 

やはりマイノリティなので意見が通りにくい部分はありますが、さかんな先住民運動のかいあって、今まで奪われていたイヌイットの土地の多くが返却されるなど、成果は確かに出ています。

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