北極海で遭難したフランクリン遠征とは

北極海で遭難したフランクリン遠征とは

北極海で遭難したフランクリン遠征とは

北極海における遭難といえば、1845年にイングランドを出発したイギリスの北極海探検航海「フランクリン遠征」が挙げられるでしょう。

 

どんな遠征だったの?

フランクリン遠征は19世紀の英国海軍の英雄ジョン・フランクリン海軍大佐が指揮。ヨーロッパから北極海を経由して、太平洋に至る北西航路を発見し、海図を作成することでした。ヨーロッパ・アジア間を繋ぐ新たなルートが開ければ、交易がより活発になります。

 

遭難の発生

しかし遠征初期でいくつも問題が発生し、2隻の船(H.M.S.エレバス号、H.M.S.テラー号)はビクトリア海峡で氷に閉ざされ身動きがとれなくなります。当時の船にしては最新鋭でしたが、今のように砕氷機能が備わっていない船で、海氷広がる海を渡りきるのは難しかったようです。

 

やむなく小舟で海氷を抜け出し、カナダ本土の交易所を目指すことにしましたが、誰1人そこにたどり着くことはできませんでした。

 

隊員の遺体や船の発見

■隊員の遺体の発見
出発から5年後の1850年、カナダのビーチ島で一部の隊員の遺体が発見されました。また驚くべきことにそれから100年以上たった1984年、人類学者による北極調査で、大部分が無傷の状態で冷凍保存された隊員の遺体が発見されました。死因は肺炎と鉛中毒であることが判明しました。

 

■沈没船の発見
また2016年にはフランクリン探検隊の船H.M.S.テラー号が168年ぶりに発見されました。保存状態は極めて良好で、カナダ北極圏史上最大の発見として話題になりました。

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