南極の生物記事一覧

熱湯ですら瞬時に凍る低温・砂漠並みの乾燥・草木のない痩せた土壌・光量の不足…南極という場所はほとんどの生物にとって、地球上にこれ以上ない過酷な環境です。今回はそんな過酷な環境に適応し、たくましく生きる南極の生物を紹介したいと思います。ペンギンコウテイペンギン・アデリーペンギン・アゴヒゲペンギンなど8種。アザラシ・オットセイヒョウアザラシ、カニクイアザラシ、ウェッデルアザラシ、ロスアザラシ、ミナミゾ...

俗に「シロクマ(白熊)」と呼ばれる動物の正式名称は「ホッキョクグマ」。その名の通り、北極圏に中心に生息するクマ科クマ属の動物です。よくシロクマ(ホッキョクグマ)は南極にはいないの?という質問を目にしますが、残念ながら南極にはいないんですねー。もしいたら「ナンキョクグマ」という名前がつけられていると思いますが…。どうして南極にシロクマがいないのか、その理由を簡単にご説明します。シロクマの祖先は南極に...

ペンギンは南極に住む数少ない陸上脊椎動物です。南極といえばペンギンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし実は南極に住むペンギンの種類はそこまで多くありません。南極に生息するペンギンは計5種です。ペンギン全18種のうちたった5種しかいないわけですから、南極は別にペンギンの聖地というわけではないのです。南極に住む5種のペンギン南極大陸本土にはコウテイペンギンとアデリーペンギンの2種、本土周...

南極には以下5種類のアザラシと1種のオットセイが生息しています。南極に棲むアザラシ・オットセイの種類ヒョウアザラシカニクイアザラシウェッデルアザラシロスアザラシミナミゾウアザラシナンキョクオットセイ南極に棲むアザラシの天敵南極に棲むアザラシの天敵といえば、人間を除けばシャチくらいでしょう。シャチは海洋生態系で頂点に君臨する存在で、海でこの生物に叶う存在はいません。北極のアザラシの天敵には、ホッキョ...

南極と北極に生息する生物にはどのような違いがあるのでしょうか。北極にしかいない動物、南極にしかいない動物をそれぞれ紹介したいと思います。南極にいるけど北極にいない動物南極にいるけど北極にいない動物というのはあまり多くありません。というのも南極は北極よりはるかに厳しい環境な上、他の大陸から孤立しているためです。ただペンギンは北極にはいません。■南極にしかいない動物ペンギン(コウテイペンギン・アデリー...

南極大陸というのは一面真っ白の不毛の地で、ここまで痩せた土地は地球上他にないでしょう。寒い地域でも草木が生い茂る地域はありますから、単純に寒さだけが理由ではありません。では何がここまで南極を不毛の地にしているのでしょうか。南極で植物が育つのが難しい理由南極というのは年に1度しか日の入りと日の出がありません。3月に日が沈んだら9月まで真っ暗闇ですし、9月に日が昇ったら3月まで常に太陽が昇っています。...

一条の光も届かない暗闇と、全てを押しつぶす高圧に支配されている深海は、生物にとってとても過酷な環境です。ただでさえ−2℃と極度に水温が低い南極海の深海となれば、なおのことでしょう。そんな南極の深海は、長らく潜水艇による調査はされていなかったのですが、2017年NHK取材班が最新の透明球型潜水艇により世界初潜行を行いました。ソフトコーラルホヤカイメンクラゲといった生物が確認でき、さらにそれらは他の海...

南極に生息するのは、ナンキョクユスリカ、ダニ、ハジラミ、トビムシ、線虫などの極小の虫です。カブトムシやクワガタのようなガッチリした虫は南極では生息していません。蘇る虫線虫南極に生息する線虫は、凍結や乾燥に耐え25年以上生き延びることができます。線虫とは土壌に生息する体長1mm程度の細長い糸状の生物です。ある日本の調査チームが、25年前に採取・冷凍保存していた南極のコケ類の中に線虫を発見。そしてそれ...

南極圏内の海、すなわち南極海の水温は他の海の水温より2〜3℃低く、塩分濃度が高いです。南極海とその外の海では環境にギャップがありすぎるので、浅海に住む魚はこの2つの領域を行き来することができません。その為南極海に棲む魚は、その環境に適応し独自進化した種が多く、北側の海とはまた違った生態系が形成されています。海も低温ではあるものの−2℃程度で安定しており、−数十℃に達する外気の温度と比べたら遙かに温...

南極というのは非常に特殊な環境ですから、南極圏内と外の生き物の行き来がほとんどありません。その為南極圏内では、その特殊な環境に適応し独自の進化を遂げた生物、つまり固有種が多数生息しています。鰭脚類ヒョウアザラシカニクイアザラシウェッデルアザラシロスアザラシミナミゾウアザラシナンキョクオットセイ鳥類コウテイペンギンアデリーペンギンマカロニペンギンヒゲペンギンユキドリ植物ナンキョクコメススキナンキョク...

南極圏内で活動するクジラを紹介しています。まずクジラというのは歯を持つハクジラ類と、歯の代わりにヒゲを持つヒゲクジラ類に分けられます。南極圏内には双方生息しています。ハクジラ類ハクジラというのはクジラの仲間の中でも、顎に歯を持つクジラのことです。陸生の捕食動物は、歯は獲物にとどめを刺したり、引き裂いたりするのに使いますが、ハクジラ類については餌の魚を捕える為の罠として使用するものが多いです。ただし...

2015年南極の深海で、新種の「真っ白で毛むくじゃらなカニ」が発見されたとニュースになりました。通称雪男ガニ(イエティクラブ)。毛の生えた長い腕が雪男を連想させるとして、この名で呼ばれています。南極沖の特に低温な海域の深海、それも熱水噴出口の近くで真っ白な群れを作っているところを発見したみたいです。南極海、それも深海というのはとくに低温ですが、熱水噴出口の近くは400℃にも達します。熱水噴出口に近...

夏の南極海はにぎやかです。一日中降り注ぐ太陽エネルギーで、光合成により植物プランクトンが、それを食べて動物プランクトンが大量に発生します。すると北のほうから、動物プランクトンを目当てに様々な動物たちがやってくるのです。そのうちの1つが渡り鳥です。ペンギンのように南極に定住しているわけではないのですが、夏の時期だけ南極周辺に飛来します。それぞれ何万Kmもの長旅を経て休息地として南極に立ち寄り、エネル...

近年、南極の氷河の地下深くから度々微生物が発見されるようになりました。採掘技術が発達し、より精度の高いサンプル採取が可能になった為です。氷底湖に独立栄養生物の存在2013年には氷の下800mに埋もれたウィランズ湖から、無機物を食べてエネルギーにしている微生物が発見されています。この微生物は太陽光の届かない場所に生息しているという事実から、それまで存在し得ないとされた場所にも、生命が存在する可能性を...

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