南極で遭難した人物

南極は大変厳しい環境で、本来人が定住できるような環境ではありません。本土と周囲を取り巻く海は地球上最も厳しい気候環境であるがゆえ、これまで何人もの遭難者を出してきました。

 

帝国南極横断探検隊

20世紀初頭、イギリスが南極に派遣した探検隊の1つで、南極海にて22ヶ月間もの間遭難し生還したことで有名です。遭難している間、摂氏−37℃の極寒と、少ない食料の中、1人の命も落とすこともなかったというのだから驚きです。

 

福島ケルン

日本の南極観測隊の一員で、1960年に南極にて遭難し亡くなられた方です。第4次南極越冬隊に参加中、猛吹雪み見舞われ10日行方不明になり、17日死亡が確認されました。日本の南極観測においては初めての死者となりました。昭和基地の近くに福島隊員の慰霊碑が設置されています。

 

ロバート・スコット

イギリスの海軍軍人で探検家です。人類初の南極点到達をノルウェーのアムンセンと競い、1912年1月17日に南極点に到達しましたが、それはすでにアムンセンが到達した後でした。遭難したのは失意の帰路。この季節としては例外的な悪天候が続いたことによりテントの中に閉じ込められてしまいます。それ以上進むことができず、食料も尽き、スコット率いるパーティは全滅してしまいました。

 

■アムンセンの手紙
南極点に初到達したアムンセンは、南極点に初到達証明書として手紙を残しました。自分達が帰路遭難・全滅してしまうケースを想定し、2着のスコットにこの手紙を持ち帰るよう依頼していたんですね。

 

そしてスコットはその手紙を依頼通り持ち帰り、遭難後助かる可能性が薄いとわかってなお手放すことがなかったのです。自分の敗北証明を持ち帰ろうとしたその潔い姿勢は、彼の名声をより高めました。

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