南極の気候記事一覧

南極は地球上で最も低温な地域です。史上最低気温というものは、何年かごとに更新されますが、いずれも日本に暮らしていては決して体験できないようなレベルです。人間どころかほとんどの生物はそこで息をすることすらできず、もはや別の惑星とも形容されるほどです。ここでは南極における最低気温と最高気温の最新情報を記録しています。2018年時点の史上最低気温・最高気温最低気温2018年に−94℃を記録し、地球の最低...

オーロラとは、大気中の窒素や酸素などの元素と、プラズマ(電気をおびた極小な粒子)がぶつかり、反応することでできる光です。北極や南極圏の大体地上100?200Kmの高さに現われる自然現象ですね。元素にぶつかるプラズマは太陽から降り注ぐもので、「太陽風」とも呼ばれます。オーロラが南極と北極の上空に現われるのは、オーロラの元となるプラズマが、地球の磁力線に沿って極地域(南極と北極)に降り注ぐ為です。南極...

地球のまわりにはオゾン層と呼ばれる一種のバリアのような膜があります。このバリアは、太陽から降り注ぐ有害な紫外線を吸収し、私たち地球上の生物を守っているのです。オゾンを破壊する塩素原子オゾン層破壊という言葉は一度は耳にしたことがあると思いますが、これは人間がエアコンなどから排出するフロンガスがオゾン層を壊していることを指しています。フロンガスは紫外線により分解され、塩素原子になりますが、この塩素原子...

南極における夏は、11〜3月頃となります。日本で真冬にあたる時期も南極では夏まっさかりです。そして南極は夏になると、様々な変化があります。夏の気温とにかく寒いというイメージの南極であっても、当然夏には気温が上がります。南極点の気温で見ると、冬の平均最高気温は大体−50〜−60℃なのに対し、夏の平均最高気温は−25〜−40℃くらいになります。2015年3月には、南極半島北端のエスペランサ基地で最高気...

南半球と北半球の気温の傾向は真逆になります。よって南極における冬は、日本における初夏〜晩夏にあたる6月〜9月くらいまでです。日本で冬といえば、11月から3月くらいまでですが、この時期の南極は春・夏に相当します。冬の気温は何度?冬の南極は極寒で、内陸部の気温は−60℃まで下がります。比較的温かい沿岸部ですら気温が−40℃くらいまで下がるのです。2018年6月には−94℃を記録!2018年に、南極大陸...

「南極」と「北極」はどちらも「氷の塊」というイメージがあるかもしれませんが、南極は北極と違い大陸です。事実全て水で形成されてる北極と違い、南極は氷の下にしっかりとした陸地が存在します。南極大陸の98%は雪氷に覆われていることから、氷の大陸と呼ばれています。このように広大な面積を覆っている厚い雪氷を「氷床(ひょうしょう)」といいます。氷床のせいで地表が露出している地域はわずかしかありません。氷床の厚...

南極のような極端に気温の低い所では「お湯の花火」と呼ばれる面白い現象が見られます。今回はこのお湯花火の作り方やメカニズムについて解説します。お湯花火の作り方お湯花火の作り方は、「熱湯を冷めにくい容器に入れて、勢いよく空中に熱湯を放り上げる」というもの。常識で考えたら、地表に熱湯がまかれてお仕舞いでしょう。しかし気温がマイナス〜十度レベルの極寒の中では、その熱湯は空中で瞬時に凍り、無数の細かな氷の粒...

南極大陸というのは実は世界最大の砂漠地帯であることをご存じでしょうか。砂漠というと、文字通り砂が地平線一帯まで広がっている地域というイメージが強いかもしれませんが、それだけが砂漠の姿ではありません。砂漠はもともと「沙漠」と表記し、これは極端に降雨量が少ない乾燥した土地のことを指しています。そして厳密な砂漠の定義は「年間降水量が250mm以下の地域」になので、この定義に照らし合わせば南極の年間降水量...

近年地球温暖化の影響で南極の緑化がこれまでにないレベルで進行しているとニュースになりました。「直近の50年間で南極に生えるコケの成長速度が加速度的に早くなっている」という調査結果が2017年5月科学誌「Current Biology」で発表されました。地球温暖化による世界的な気温上昇で地表の氷が溶けて、コケが得ることが出来る水が多くなったこと。気温が上がりコケの生育期間が長くなったこと。という2点...

冬になり気温が低くなると、自分の吐く息が白く見えますよね。これは人の体温と外の温度の差が大きい為に起こる現象です。人間の吐く息は、人間の体温と大体同じ35℃くらいですが、それが急に外の冷たい空気に触れたら、息の中の水蒸気は急に冷やされて、目に見える細かい粒(水滴)になるのです。これが白く見えるというわけです。南極で吐く息が白く見えない理由しかし南極では吐いた息は白くなりません。上述した細かい粒とい...

現在の南極大陸は陸地の98%が氷床に覆われ、極めて寒冷な気候から動植物が繁栄するにはあまりに不向きな場所です。しかし2億8000万年の中生代の地層からは、温暖な気候で育つ植物の化石が見つかっており、この場所はかつて動植物が生きるのに適した環境であったとわかっています。今の荒涼とした南極を見てると、ちょっと想像つかないですが、南極がまだ今のように孤立した大陸ではなく、現在のアフリカやインド、オースト...

全体として南極は風が強い場所です。しかし南極と一口に言っても、日本の36倍もの面積がある広大な地ですので、場所によって風速は異なります。日本の観測基地を例に見てみると…日本の観測基地の風速昭和基地(沿岸部)…毎秒6.7mみずほ基地(内陸部)…毎秒11.0mドームふじ基地(内陸部)…毎秒5.8m同じ南極基地でも場所で強さが異なるのは、標高/緯度/地形などの要素がそれぞれ異なるためです。南極の風が強い...

日本では、南極の氷が商品として流通していますが、南極の氷ってそもそも何?という方も多いでしょう。そこで本記事では南極の氷の特徴をざっくり紹介していきます。北極の氷との違い南極の氷は雪が降り積もって固まったものですが、北極の氷は海水が凍ってできたものです。つまりしょっぱくて食用に適さないので、「北極の氷」として売られることはありません。しょっぱいといっても、海水の塩分は凍る過程で排出されるので、氷自...

南極には一日中太陽が出ている日が続く時期、つまり夜がない日が続く時期があります。太陽が沈まず、真夜中になっても薄明かりになっているような現象を白夜(びゃくや)といいます。白夜の期間南緯66.6度以南の地域(南極圏)で起こり、高緯度の地域ほどその日数は多くなります。比較的低緯度な沿岸部にある昭和基地は一ヶ月半程度ですが、最も高緯度な南極点では約半年間も白夜が続くのです。白夜の時期白夜が起こる季節は現...

南極には一日中太陽が出ない日が続く時期、つまり一日中夜が続く時期があります。太陽が昇らず、日中でも薄暗いか、太陽が沈んだ暗闇の状態が続く現象のことを極夜(きょくや)といいます。極夜の期間太陽が当たる限界緯度である南緯66.6度以南の地域(南極圏)で起こり、高緯度の地域ほどその期間は長くなります。比較的低緯度な沿岸部にある昭和基地は1ヶ月半程度ですが、最も高緯度な南極点では約半年間も極夜が続きます。...

南極大陸を囲む海、南緯60度以南の海域は南極海といいます。この南極海なんですが、南極大陸で形成される極高圧帯の影響でかなり荒れていることで有名です。荒れ狂う3つの海域南極海は緯度が高くなるほど荒れていきます。南極大陸にたどり着くには、吠える40度⇒狂う50度⇒絶叫する60度と3つの海域を通過しなければなりません。ここいらは一年中強風にさらされ、暴風圏の海となっているのです。吠える40度南緯40度か...

南極大陸の周りには「南極環流(なんきょくかんりゅう)」(西風海流、南極周極海流、環南極海流とも)と呼ばれる海流があります。南極海といえばこの海流によって繋がる海域といっても良いでしょう。流れの向きの理由南極環流は、西から東に向かって南極大陸の周りを一周している海流です。流れの向きが西から東なのは、上空の偏西風の影響を受けている為です。1億トンもの流量南極環流の流れの中心(流速が最も速い部分)は、南...

南極周辺の海水の氷は大体−2℃です。南極の−数十℃という超低温の空気が海水面を冷やすのでこれだけ低くなります。また南極大陸の雪は、中心部から沿岸部に向けて常に動いており、最後には海洋に流れ込みます。この流れ込んだ雪が海氷となり、また海を冷やすのです。0℃でも凍らない理由海水は−2℃よりも温度が低くなると凍結して氷になってしまいます。「ん?水が凍るのは0℃じゃないの?」と思われるかもしれませんが、海...

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